姉服部ケサは、医師としてハンセン病患者救済に尽力したことで有名ですが(須賀川人物伝)、
若い頃は妹テイと同じように文学を志していたようです。
ここにその頃の作品を掲載いたします。
明治年三十八年(1905) | ||
服部けさ子 | (はがき文)夕まぐれ | 女子文壇 二号 |
服部けさ子 | (短歌)「春若し霽ふる夜を徒歩参り」 | 女子文壇 二号 |
服部けさ子 | (美文)押花帖 | 女子文壇 三号 |
服部けさ子 | (消息文)都の友の許へ(1・2) | 女子文壇 三号 |
服部けさ子 | (雑文)何ののろひか(1・2) | 女子文壇 三号 |
服部けさ子 | (短歌)「淡月に眞白き頬をそむけたる少女の袖に紅梅の散る」 | 女子文壇 三号 |
服部けさ子 | (普通文)二人の忘備録 | 第八明治才媛文集 四月 |
服部けさ子 | (言文一致文)三日のお留守居 | 第八明治才媛文集 四月 |
服部けさ子 | (消息文)嫁きし友の許へ | 第八明治才媛文集 四月 |
服部けさ子 | (新詩体) | 女子文壇 九号 p.31 |
服部けさ子 | (短歌) | 女子文壇 九号 p.57 |
服部けさ子 | (消息文) | 女子文壇 九号 p.79 |
服部けさ子 | (はがき文) | 女子文壇 九号 p.105 |
服部けさ子* | (はがき文)病院の一夜 | 女子文壇 十一号 |
明治年三十九年(1906) | ||
服部けさ子 | (才華篇)濱の一日 | 第十一明治才媛文集 一月p.79 |
服部けさ子 | 〇抒情文 押花帖 | 女子文壇懸賞文集 一月 |
明治年四十年(1907) | ||
服部けさ子 | (文語體)可憐 | 第十三明治才媛文集 八月 |
服部けさ子 | (文語體)公園 | 第十三明治才媛文集 八月 |
服部けさ子 | (文語體)琴 | 第十三明治才媛文集 八月 |
*住所が「牛込」となっている。