繪葉書(水野仙子より前田晃宛)

前田晃「生きた書翰文」大正6(1917)年8月24日発行


【本文】
 思ひながら御無沙汰して居りました。其後は何かと後々の事御世話
に相成りましたことゝ存じます。
 一昨日こちらの病院の診察を受けましたら、肋膜の方は殆んどよく
なつて居るが、今度は腎臓炎を起して居るといはれました。尿には隨
分蛋白があるさうです。ですから食物に困つて居ます。でも大した事
はなささうです。熱はいくらか高くなつて居ますが、割合に元氣です。


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